
MS-1101 よくあるご質問 回答
始める前に
Q) ソフトウェアを使用する場合、何が必要ですか?
A) コンピュータ以外にGPIBインターフェイスが必要です。PCIやUSB等の形式は問いません。
Q) ソフトウェアを使用するために必要なパソコンのスペックは?
A) Pentium133MHzまたは同等以上でOSが問題なく動作するのであれば使用できますが、1GHz以上のCPUを推奨します。
Q) 使用できるGPIBインターフェイスの種類は?
A) National Instruments 社製GPIBインターフェイスのみです。
Q) 古いGPIBインターフェイスでも動作しますか?
A) 動作します。PCII/PCIIAインターフェイスでも動作します。ただし、コンピュータそのものと使用OSがそのインターフェイスをサポートしていることが条件になります。
Q) Windows Xpでも動作しますか?
A) バージョンによってはメインメニューのサイズが合わないことがありますが、動作上は問題ありません。
Q) 古いWindowsでも動作しますか?
A) Windows95以降であれば動作しますが、Windows3.1では動作しません。
Q) 英語版のWindowsで動作しますか?
A) Versionが1.3以上であれば英語環境でも問題なく動作します。1.3未満でも動作はしますが、フォントの問題でメッセージが見えなくなります。
Q) Mac OSで利用できますか?
A) Mac OSでは使用できません。Microsoft社のWindowsをご利用ください。
Q) 複数のパソコンで使用できますか?
A) ライセンスはソフトウェア1本に対して1台です。
Q) 米国車規格の放射耐性試験を行うことはできますか?
A) 出来ます。ただし年代によって内容が異なりますので、詳細についてはご連絡下さい。
セットアップ
Q) 校正データ保護や各種設定のためのパスワードを忘れた
A) セキュリティの関係上、当社担当営業にご連絡願います。
Q) 医療用機器向けイミュニティ試験をしたいのですが、AM2Hz変調は可能でしょうか?
A) 基本は使用する信号発生器のスペックに依存します。信号発生器が生成可能であれば御相談下さい。別途対応を検討致します。
Q) 必要の無くなった条件を削除したいのですが。
A) Version1.3.4以降ではソフトウェア上で削除できますが(要パスワード)、それ以前のバージョンでは、Conditionフォルダに条件毎にファイル化されていますのでエクスプローラで削除して下さい。
デバイス
Q) GPIB名の設定方法は?
A) 使用OS及びNIドライバのバージョンによって異なります。以下にサンプルを示しますが、全てを網羅している訳では有りませんので注意して下さい。
- Win95/98 & Ver.1.2
「マイコンピュータのプロパティ」→「デバイステンプレート」→「National Instruments」
- WinNT & Ver.1.7
「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「GPIBアイコン」
- Win2000/Xp
C:\Program Files\National Instruments\NI488.2\bin\GpibConf.exeを実行
Q) 各計測器のGPIB上の名前を知りたい
A) 各計測器には次の名前が付いています。
- 計測器名 GPIB名
- 信号発生器 SIGGEN
- 電力計 METER
- スイッチコントローラ SWITCH
- 電力増幅器 RFAMP
- デジタルシンセサイザ SYNTHE
- 計測器名 GPIB名
- アンテナマスト A_MAST
- センサーマスト S_MAST
- センサーベース S_BASE
- ターンテーブル TABLE
- 電界強度計 EFMONI
- 計測器名 GPIB名
- A/Dユニット ADUNIT
- スペクトラムアナライザ SPEANA
- トリプレート用電力計 TPL_M
- ホワイトノイズジェネレータ N_GEN
- ムービングフィルタ FILTER
GPIB名の後には数字が付与されます。1台目の電力増幅器の場合はRFAMP1、2台目はRFAMP2となります。
Q) RS-232Cインターフェイスを搭載した計測器を使用したいのにコンピュータに端子が無い
A) USB-RS232C変換ユニットを使用したりする事で使用することは可能です。但し、コンピュータとの相性があるようですので注意が必要です。
Q) リストに無い計測器を使用したいのですが・・・
A) メーカーが同じであれば似たような計測器を選ぶ事で使用できる可能性はあります。ただし、機種によっては制御命令が異なる場合がありますので、担当営業に御相談下さい。
Q) スペクトラムアナライザの使い道は?
A) トリプレートに関するA2LA監査を受ける時にのみ使用します。EUT(DUT)からの出力をA/Dユニットではなくスペクトラムアナライザで読み取る事が出来ます。ただし、読み取るだけで、A/Dユニットを使った時のように誤動作判定が行なえるわけでは有りません。
Q) タイトルジェネレータの使い道は?
A) 撮影中のEUTの映像に対して、周波数等の情報をテロップとして追加したい場合に使用します。使用できる機種については限りがありますので注意が必要です。
Q) 電界均一性測定時、電界センサーの移動を自動化することは出来ますか?
A) 出来ます。アンテナからセンサー側を見て、水平方向・垂直方向に動く装置を追加することで全自動測定が可能になります。
トラブル
Q) Windows XpでGPIBを正しく設定しても測定が開始できません。
A) National Instruments社製のドライババージョンによって正しく設定したにも関わらずソフトウェアが動作しない事があります。ドライババージョンが2.2及び2.3がそれに相当します(2005年3月現在)。対処として、SystemフォルダにあるGPIB.INIをメモ帳で開き、「xxx="aaa"」となっている右辺のダブルクォーテーションマークを削除し、「xxx=aaa」という書式に変更して下さい。これがVersion2.4以降でも必要かどうかは現時点では判りません。
Q) 途中でエラーで止まってしまいました。再開できますか?
A) メニューからスタートを選択、またはスタートボタンを押せば再開できますが、開始周波数は試験の内容によって異なります。
- 置換法試験/帰還制御法:中断した周波数から再開します。
- それ以外(規格点試験等) :測定中のポイントにおける最小周波数から再開します。
Q) RS-232C制御でTESEO製SOVMを使っていますが、初期化の際「データエラー」と表示されます。
A) SOVMの応答速度に対してコンピュータからの問合せが早い場合に発生します。その場合は、「オプション」→「A/Dユニット」から"コマンド安定化時間"を設定して下さい。目安としては150〜200msecです。
Q) 試験開始したら、次のエラーメッセージが表示されました。
Error occurred with GPIB control.
Device Name : SIGGEN1
Function Name : GpibOpen()
Command :
STATUS
: ERR
: CMPL
ERROR CODE
EDVR
A) Device Nameのポートを開こうとしたが、その名前が存在し無い。
対処方法として、Device Nameで示されたGPIB名が登録されているかどうか確認して下さい。GPIB Configuration ウィンドウの開き方は各ドライバ付属のマニュアルをご覧下さい。
Q) 試験開始したら、次のエラーメッセージが表示されました。
Error occurred with GPIB control.
Device Name : SIGGEN1
Function Name : GpibWrite()
Command : *IDN
STATUS
: ERR
: CMPL
ERROR CODE
EBUS
A) Device Nameに対する障害が考えられます。下記点を確認して下さい。
- Device Nameの電源が入っているか
- Device NameにGPIBケーブルが接続されているか。また、コンピュータからDevice Nameまできちんと繋がっているか。
- 極稀にIFI製真空管アンプのGPIBユニットが原因の場合があるが、該当するアンプが繋がっているか
Q) GPIBエラー時、Device NameがMETERだった。
A) 電力計のGPIB制御に問題があります。以下の点を確認してください。
- NAPを使用している場合、GPIBアドレスが消えていないか。
(内部電池が放電しきるとアドレスが消えてしまいます)
- NRVDを使用している場合、LANGUAGE設定が“NRV”になっていないか。
(“SCPI”になっている必要があります)
Q) 校正時、センサー位置を変えて再開するとソフトが「アンプの入力限界を超えようとしました」と言うメッセージを表示する。
A) 通常は部屋の扉を開けるとインターロック機能が働き、閉めると自動的に解除されますが、自動では解除されないシステムも存在します。その場合は手動解除が必要になりますので、お使いのインターロック機能を確認して下さい。
Q) アンテナを交換して測定すると、ソフトが「アンプの入力限界を超えようとしました」と言うメッセージを表示する。
A) 以下の点を確認して下さい。
- アンテナに繋いでいるケーブル
- 扉のインターロック機能
- スイッチ切り替えボックスのリレー接点不良
Q) 試験の途中で「アンプの出力限界を超過しました」と言うメッセージを表示される
A) アンプの保護としての電力は"進行電力(W)+反射電力(W)"を使用しています。電力増幅器のスペック上限近くで試験を行なうと表示されることがあります。電力ロスの低減・試験レベルの見直しなどを検討して下さい。
Q) 試験の途中で「信号発生器の出力下限を超えようとしました」というメッセージが表示される
A) フロアノイズが既に試験レベルを超えている場合に発生します。設定レベルが低過ぎないか確認して下さい。
Q) 試験が終わったにも関わらず、「試験を中断しました」と言うメッセージが出る
A) 試験の直前に中止し、再開した場合にこのような症状が起きることがあります。最新版では解消されていますので担当営業に御相談して下さい。
Q) 測定結果をリスト表示したら何も表示されません。
A) リスト表示を行なうには、本体と別に専用のアプリケーションをインストールする必要があります。インストールの方法についてはフロッピーディスク又はCD-ROMに付属しているドキュメントをご覧下さい。
Q) 過去の測定データを読み込んだら、「サポートできないファイルバージョンです」と表示されてしまう
A) 新しいバージョンで測定したデータを古いバージョンのソフトで表示しようとした時におこります。古いバージョンでは読み込めませんので、最新バージョンを使用して下さい。
Q) アジレント社の33120Aを使って試験しようとしたら、アプリケーションが落ちてしまった。
A) Ver1.3.9以降で発生する事があります。任意波形モードのデータ転送には時間が掛かりますので、GPIBのタイムアウト設定を100sec以上にして下さい。
使用法のヒント
Q) ある特定の周波数のみで試験をしたいのですが。
A) 可能です。周波数の設定項目欄に「固定周波数」という欄があり、そこに周波数を直接入力することによって試験できます。
Q) 毎回固定周波数を入力するのが大変なんですが。
A) 最新バージョンでは予め作っておいた周波数を読み込ませることができます。ご使用のバージョンが可能かどうかは当社までお問い合わせください。
Q) 周波数毎に試験レベルを変えたい。
A) IEC61000-4-3をベースとして作成されている為、周波数毎に試験レベルを変える事は残念ながら出来ません。もしA MHz〜B MHzまで試験レベルが一定という場合は、試験周波数帯を分けて行なう事をお奨めします。
Q) 測定結果をExcel等に貼りたい
A) 一覧結果ウィンドウをアクティブにした状態でマウスの右ボタンを押すとミニメニューが現れます。その中から「コピー」欄を選択するとクリップボード内にデータがコピーされます。その後、Excel上で貼り付けを行なって下さい。
Q) G-TEMやPW-セルに使えますか?
A) 使えます。特にVer.1.2以降は偏波指定を「指定無し」にする事で、アンテナマストやターンテーブルなどの制御が一切無くなるようになりました。
Q) 取得した電界強度値に補正係数を加味したい。
A) 最新バージョンでは周波数毎に補正係数を変えることができます。ご使用のバージョンが可能かどうかは当社までお問い合わせください。
Q) 均一性の結果がNGのデータで試験できますか?
A) 可能です。2003年度版の解釈で行なっている場合、NGとなった周波数については最大の電力を用いるようになっています。(Ver1.3.8確認)
その他
Q) 電界均一性測定の電力グラフにおいて、各測定ポイントの電力値が大きく異なるのは?
A) 同一周波数における各測定ポイントにおいては、同じ電力量をアンテナに注入するように制御しています。
しかしながら電界センサーの位置次第で測定する電界強度値は異なります。電力グラフでは、「周波数−注入電力値−測定電界強度値」の関係をある電界強度値に正規化した時の逆算電力値をグラフ化しています。
Q) 試験中、手動で次の周波数に移らせたいのですが。
A) 現在行うことはできませんが検討中です。
Q) データビューワが欲しいのですが
A) 測定が一切行なえないビューワを検討中です。詳細は担当営業まで御確認ください。
Q) 万一のためにバックアップを取っておきたいのですが
A) 以下に述べるファイルをバックアップしておく事をお奨めします。
(WindowsフォルダにあるMS1101.ini、MS1101dev.ini。プログラムフォルダ(通常はc:\program files\mit softwares\ms1101)にある測定結果、条件ファイル、補正係数ファイル)
また、これ以外にもGPIBのセッティング内容を記録しておく事をお奨めします。
Q) 電界均一性測定にはどれくらいの時間が必要ですか?
A) 使用設備や電界センサー移動に依存する部分もありますが、80〜200MHzで約2時間、200〜1000MHzで約3時間が目安です。
Q) 試験に関係ないアンプは電源を落としたい。
A) 最新バージョンでは試験で使用しないアンプを制御しない機能を有しています。ご使用のバージョンが可能かどうかは当社までお問い合わせください。